イギリス英語とアメリカ英語の違う理由が面白い!スペルや発音の違いを考察

今回は、イギリス英語とアメリカ英語の違いについてご紹介いたします。 世界中で話されている英語ですが、その中で大きく分けると「アメリカ英語」と「イギリス英語」というのがあります。   発音だけでなく、スペルや言い […]

今回は、イギリス英語とアメリカ英語の違いについてご紹介いたします。

世界中で話されている英語ですが、その中で大きく分けると「アメリカ英語」と「イギリス英語」というのがあります。

 

発音だけでなく、スペルや言い方の違いなどさまざまあり、違いがわかると英語もますます面白くなりそうですね。

記事は下に続きます。

イギリス英語とアメリカ英語の違う理由は面白い

イギリス英語とアメリカ英語の違う理由とは、そもそもどこから来ているのでしょうか?

これは英語の言葉の歴史を理解すると分かりやすくなります。

 

現在使用されている英語の原型はルネサンス時代に作られました。

現在に至るまでには、戦争や植民地の長い歴史があり、それが大きな影響を受けていると言えるでしょう。

 

これらによって人の移動が始まり、イギリスからもたくさんの移民がアメリカに渡り、アメリカ人も、元々はイギリス英語を使用していました。

しかし、イギリスとアメリカで年月とともに独自に英語が進化していき、現在のような「イギリス英語」と「アメリカ英語」という形になっていったのです。

 

言葉は生きているものなので、常に進化しているものと言えますね。

日本語もそうだと言えると思います。

イギリス英語とアメリカ英語の国別の利用を見てみた

一口でイギリス英語とアメリカ英語と言ってもたくさんの違いがあるというところはわかっていることかと思いますが、世界ではどちら寄りの英語を利用しているのでしょうか?

日本ではアメリカ英語が中心ですが、戦前はイギリス英語が中心だったそうです。

 

では、世界規模で見るとどうなっているのでしょうか?

ちょっと興味深いですよね。

 

そこで国別、地域別にまとめてみました。

イギリス英語を使っている国

イギリス英語を使っている国はこれだけあります。

 

主なイギリス英語を使っている国
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • 西ヨーロッパ諸国
  • 東欧
  • 南アフリカ共和国
  • ロシア
  • エジプト
  • イラン
  • イラク
  • アラブ諸国
  • インド
  • パキスタン
  • バングラディシュ
  • マレーシア
  • シンガポール
  • タイ

 

などです。

世界では、ビジネスも映画などの文化でもアメリカ英語中心という印象ですが、世界的にみるとイギリス英語が主流になっているようですね。

アメリカ英語を使っている国

ではアメリカ英語を使っている国は、というと、

 

アメリカ英語が主流な国
  • アメリカ
  • ラテンアメリカ
  • フィリピン
  • 日本

 

カナダは両方の特徴があり、発音はアメリカ寄りで、単語のスペルはイギリス寄りの部分もあったりします。

ただ、全体の傾向としては、どちらかと言えばアメリカ英語と言えますね。

イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違い

イギリス英語とアメリカ英語の違いの一つに、使う言葉・言い方の違いがあります。

これが驚くほどたくさんあるのですが、ここでいくつか挙げてみたいと思います。

 

エレベーター

  • (英)lift
  • (米)evaluator

 

地下鉄

  • (英)tube/ underground
  • (米)subway

 

ごみ

  • (英)rubbish
  • (米)trash

 

薬局

  • (英)pharmacy
  • (米)drugstore

 

スニーカー

  • (英)trainers
  • (米)sneakers

 

1階

  • (英)ground floor(イギリスでは、first floor は2階)
  • (米)first floor

 

伝票

  • (英)bill
  • (米)check

 

ズボン

  • (英)trousers
  • (米)pants

 

ポテトチップス

  • (英)crisps(イギリスでchipsはフライドポテトのこと)
  • (米)chips

 

苗字

  • (英)surname
  • (米)last name

 

セーター

  • (英)jumper
  • (米)sweater

 

サッカー

  • (英)football
  • (米)soccer

 

という感じです。

どちらも覚えておくと、コミュニケーションを図る上では楽ですね。

イギリス英語とアメリカ英語の発音の違い

発音の違いは、映画やドラマをみたり、それぞれの国の出身者の人と話すと違いをより感じますよね。

発音、イントネーションの違いをまとめてみると、

 

アメリカ英語では、音が繋がったり、変化したり、脱落したりすることが多いので、文字と実際の音が違うことが多いです。

 

単語同士が繋がって発音される場合が多く、hot teaが、ホッティー、のような感じです。

また文の最後の音はあまりきちんと発音されない特徴がります。

 

一方でイギリス英語は、一語一語をきちんと発音します。

そして音の強調が比較的強いです。

 

  • アメリカ英語 letter:「レラー」的な音で
  • イギリス英語 letter:「レター」と、ターの部分をはっきりと発音

 

といった違いがあります。

 

 

他にも、

 

  • アメリカ英語 can’t キャント(トがほぼ聞こえない)
  • イギリス英語 can’t カーント

 

またAre you~? Do you~?のyes/No questionのイントネーションは顕著で、「Do you like English?」が、

アメリカ英語では、語尾を上がり調子で発音しますが、イギリス英語では語尾が下がり気味になります。

 

これは代表的な違いと言えますね。

音を一つ一つクリアに発音するという点で、日本人の中にはイギリス英語の方が聞き取りやすいという方もいます。

イギリス英語とアメリカ英語の文法の違い

文法にもいくつか違いがあります。

イギリス英語では、現在完了形を使う頻度が高いというのが特徴です。

 

アメリカ英語で過去形で表現するものをイギリス英語では、現在完了形を使って表現します。

 

財布をなくしちゃった
  • (英)I’ve lost my wallet.
  • (米)I lost my wallet,

 

夕食はもう取りましたか?
  • (英)Have you had dinner yet?
  • (米)did you have dinner yet?

 

また「持っている」という単語について、アメリカ英語では「have」を使いますが、イギリス英語では現在完了形を使い「have got」となります。

 

チケットを持っていますか?
  • (英)Have you got the ticket?
  • (米)Do you have the ticket?

     

    という感じです。

    イギリス英語とアメリカ英語を混ぜるのは良いの?

    世界樹の様々な人が行き交い混ざり合う中で、言葉自体も様々混ざり合っていますよね。

    その中でしっかりと分けて使うというのは正直難しいと思いますし、そこまで気にする必要もないというのが実際のところです。

     

    アメリカ英語を使う人と話せばアメリカ英語。

    そして、イギリス英語を話す人と会話をすればイギリス英語を聞いたりすることになりますが、さまざまな国籍の人と話をすれば、自然にそうなるわけで、アメリカ人だから、イギリス人だからという意識付けは特にないようです。

    イギリス英語とアメリカ英語はどっちを勉強すべき?

    これは、自分が好きな方を勉強するに限ると思います。

    イギリス英語のイントネーションが好き、という方もいますし、アメリカ英語の音が好きという方もいます。

     

    どちらかの国の歴史や、文化、音楽、ファッションが好きだからという理由で英語を始める方も多いと思います。

    どちらを学んだ方がいいという正解はなくて、どちらに興味があるかで決めるといいと思います。

     

    例えば今から英語を学ぶとして、どちらを学ぶべきかと考えているなら、旅行に行くならイギリスと、アメリカのどちらにいきたいか?

    という視点で考えてみるといいでしょう。

    まとめ

    今回は、イギリス英語とアメリカ英語の違いについて、発音やスペル、使い方など様々な視点でまとめてみました。

     

    様々な国の人と話すことによってバックグラウンドの基本になる言葉もたくさん学べますね。

    音の違いが理解できると英語の理解度もますます増していきます。

     

    たくさんの音を聞いて慣れ親しんでいきましょう。