ifの使い方について、詳しく見ていきます。     中学生で習う英語の1つ「if」 たった二文字の英単語ですが、その意味は多岐にわたり、完璧に理解しようとするとなかなか難しいものがあります。 &nbs […]

ifの使い方について、詳しく見ていきます。

 

ゆーだい

学校で習ったんだけど、ifっていまいち使い方がわからないんだよな(汗)

ゆみ

あ~、ifは意味がたくさんあって難しいのよね・・・

 

中学生で習う英語の1つ「if」

たった二文字の英単語ですが、その意味は多岐にわたり、完璧に理解しようとするとなかなか難しいものがあります。

 

今回は、このifの使い方について、しっかりと見ていきます。

記事は下に続きます。

ifの使い方について

if = もしも」という単語の意味自体はとてもシンプルで簡単なのですが、言葉というのはシンプルな単語程色々な使い方があります、

 

それが、意味がたくさんあって難しいと感じさせる原因になっています。

 

英語が全く喋れない人でも知っているであろう、今回の単語「if」をあらためて辞書で引くと

 

if=「もし もしも…ならば、…とすれば、たとえ…としても、…ではあるが、…としても、…の時はいつでも、…かどうか」

 

と訳されています。

 

訳にすると、とても簡単なのですが、英語の場合「もしもの内容(状況)」によって単語が現在形だったり過去形を使ったりします。

 

そして、それが「if」を難しいと感じさせているのではないでしょうか?

 

そんな皆さんの為に今回は、出来るだけわかりやすくそれらをひとつずつ解説していきます。

 

現在形

If the weather improves(条件), I’ll take a walk.(意思、動作)

「もし天気が良くなったら散歩に出かけよう」

 

この場合のif

 

「天気が良くなる可能性があり、それに対してどうするか」

 

という状況を表しており、この場合は、

 

  • 条件: If + 動詞の現在形
  • 動作: shall/should/will/would/can/could/may/might

 

が使用されます。

この時に、「if」の文節に「will」等が続くことはありません。

 

If the weather will ~ ×

 

過去形

If the weather improved(条件), I would take a walk.(意思、動作)

「もし天気が良くなれば散歩に行くんだけどな」

 

この場合のif

 

「天気が良くなる可能性がほとんどない、それに対してどうするか」

 

という状況を表しており、つまり

 

「(どうにも天気は良くなりそうもないけど)もし良くなることがあれば~」

 

という事を意味しています。

 

この場合は、

 

  • 条件:If + 動詞の過去形
  • 動作:should/would/might/could

 

が使用されます。

 

この時に、現在形と同じように、「if」の文節に「would」等が続くことはありません。

 

また、will, shall, can, mayは現在形のために使われません。

 

If the weather would ~ ×

 

未来の仮定

If you should bump into John, can you tell him I’m looking for him?

「もしジョンを見かけたら探してるって伝えてくれる?」

 

この場合のifは「should」がifの文節に使用されていますが、これは

 

「もし万が一~であれば」

 

という状況を表しており、この場合、

 

「(もし万が一」ジョンを見かけたら~」

 

というニュアンスが含まれています。

 

また、他にもwere to が使われる場合も有り、これは

 

「非常に可能性の低い、ありえない、」

 

といったニュアンスを表すのに使用されます。

 

If she were to be rich, she would quit her job right away.

「(ありえないけど)もし彼女が金持ちだったら、すぐに仕事やめるだろうね」

 

過去のことについて語る過去完了形

If the weather had improved(条件), I would have taken a walk(意思、動作).

「もし天気が良かったら散歩に行ってたんだけど」

 

この場合のif

 

「天気が良かったら、それに対してどうしていたか」

 

という状況を表しており、つまり

 

「(実際の結果は違っていたが)もし天気が良かったら~」

 

というニュアンスが含まれています。

この場合は、

 

  • 条件:If + had + 過去分詞
  • 動作:should/would/might/could + have + 過去分詞

 

が使用されます。

 

この時に「if」の文節に would+have+過去分詞が続くことはありません。

 

If the weather would have ~ ×

 

単に条件を表すif

If you buy two,(条件) you get 1for free.(起こる事実)

2の購入で1つ無料」

 

この場合のif

 

「ある条件で何かが確実に、ほぼ確実に起こる」

 

という状況を表しており、この場合willなどの単語は後の文節には特に使用されません。

 

習慣を表すif

If the weather is fine,(条件) we eat outside on the terrace.(常に実施している行動)

「天気がいい時は外で食事しています」

 

この場合のif

 

「ある条件の場合において常にある行動をする、起こる」

 

という状況を表しており、この場合もwillなどの単語は後の文節には特に使用されません。

 

If + will, would

いくつかの状況においてIfの文節にwill, wouldが使われる場合があります。

 

If you will meet me at the airport, it will make the travel easier.

「もし空港で会ってもらえるなら移動が楽になるよ」

 

この場合は、

 

「もし君が空港に来ることが可能であれば、そうしてくれるなら~」

 

というニュアンスで使用されます。

 

If it will make you feel better, I’ll stay here tonight.

「もし気分が楽になるなら、今夜はここにいるよ」

 

この場合は、

 

「最終的に結果としてそのようになるのであれば~」

 

という状況において使用されます。

 

If it really would save the planet, I’d stop using my car tomorrow.

「もし本当に地球に害があるというのなら、明日から車には乗らないよ」

 

この場合、口語ではwouldが強調されて、

 

「そうだとは思えないけど~」

 

という意味がふくまれており、

 

「本当にそうだとは思えないけどもし、車を運転する事が地球にとって悪影響を及ぼすのであれば~」

 

といったニュアンスが含まれます。

 

If I hadn’t met him, I wouldn’t be here now.

「彼がいなければ、おれはいまここにはいないだろうね」

 

「過去のある事柄が起こらなければ現状の状況にはない(もしくはその逆)」

 

という事を強調する場合に、

 

If + had (or had not) + 過去分, would (or would not)

 

の文節が使用されます。

 

If + would or couldを使った丁寧な表現

会話の中で相手に丁寧にものを頼んだりする際にif + would or could を使われることがあります。

 

ゆーだい

If you would just sign here, please.

「こちらにサインいただけます?」

ゆみ

If I could have a better pen …

「他にペンあります?(ちょっとこれじゃ書きづらくて)」

ゆーだい

If I could have a better pen …

「他にペンあります?(ちょっとこれじゃ書きづらくて)」

ゆみ

Here, use this one.

「こちらをどうぞ」

ゆーだい

Thanks.

「ありがと」

 

What +Ifを使った丁寧な表現

会話ではこのwhat+ if の組み合わせはよく使われます。

このwhat + if は、

 

What are you going to do if ~ ? / What should I do if ?

「もし~どうするの?/もし~だったらどうしよう?」

 

を省略した形です。

 

  • What if it rains? (条件)
    「もし雨だったらどうする?」
  • What if you were the president of the US, what would you do ?(仮定)
    「もしアメリカの大統領だったら何する?」
  • What if I finish all my work, can I go home early?(提案)
    「仕事全部終わったら帰っていいですか?」

 

以上、what if のフレーズは、

 

「もし~ならどうする?」

 

といった意味で、色々な状況で使用できる便利なフレーズです。

是非覚えておきましょう。

 

まとめ

以上ifの使い方について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

再度、基本的なパターンを下の図にまとめていますので確認してみてください。

 

条件 If ~ 結果、動作
可能性のある仮定 If + 動詞の現在形 shall/should/will/would/can/could/may/might
可能性のない仮定 If + 動詞の過去形 should/would/might/could
過去の不可能だった仮定 If + had+過去分詞 should/would/might/could + have + 過去分詞
条件、習慣を表す場合 If + 動詞の現在形 動詞現在形、
未来(万が一の場合)の仮定 If + should 助動詞

 

実際にこれらを覚えようとすると大変ですし、そうする事でより難しく感じる事になるでしょう。

 

また、実際の会話では必ずしもこの通りではない場合もあります。

 

大事なのはそれぞれのニュアンスを理解する事で、そのニュアンスを理解する為にはIfが使われているその文章だけではなく前後の文脈、状況も把握する必要があります。

 

焦らず、自分のペースで覚えてきましょう。

 

 

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