初対面の方に対して告げる「はじめまして」をフランス語で伝えてみましょう!   基本中の基本の挨拶とも言える「はじめまして」 これをフランス語で表現すると、どのような言葉になるのか。   カジュアルな言 […]

初対面の方に対して告げる「はじめまして」をフランス語で伝えてみましょう!

 

基本中の基本の挨拶とも言える「はじめまして」

これをフランス語で表現すると、どのような言葉になるのか。

 

カジュアルな言葉や、男女別のはじめましての違いなどについても掘り下げつつ説明していきます。

 

記事は下に続きます。

はじめましてをフランス語で表現!

「はじめまして」はとても重要なことばです。

なんと言ってもはじめて会ったときのことばですから。

 

もっとも、「はじめまして」は状況によって変わる表現です。

ここではそのあたりを重視してフランス語での自然な「はじめまして」の言い方まとめました。

 

はじめましてをカジュアルなフランス語で言うと?

普通、学生なんかが友達の紹介で同年代の人に会ったとき「どうもミキです」とかで済ませますよね。

 

「はじめまして。美樹みさきと申します。・・・」

 

ではちょっと硬いですよね。

そんな感じでごくごくカジュアルなはじめましては

 

ゆーだい

Bonjour. (ボンジュール)

 

で大丈夫です。

おそらくいちばん有名なフランス語は、はじめましてとしても使えます!

 

次に使う表現は

 

ゆみ

Enchantée, (アンシャンテ)

 

です。

せっかくなのでこれを覚えてください。

 

アンとシャンとテだけですから簡単ですね。

 

ただ、発音的にはアンやシャンも鼻母音という鼻にかかった音になります。

オンションテにも聞こえます。

 

アンシャンテは、ほとんどあらゆる状況で使えます。

ネットでは現代はボンジュールが普通でアンシャンテは古めかしいと書いている人もいますが、そんなことはありません。

 

特に日本人が使うのならアンシャンテの一択と言ってもいいくらいです。

 

ところで、上の綴りEnchantée.には、最後にeが付いています。

 

実はこれはフランス語の大きな特徴です。

フランス語では、話し手が男性か女性かで表現が変わるのです。

 

Enchantée.

は女性の表現です。

 

「ええっ?アンシャンテで覚えちまったじゃないか!」

 

という男子も大丈夫。男性がはじめましてというときは

 

ゆーだい

Enchanté.

 

です。

 

最後のeがないだけ。

しかも発音は全く同じアンシャンテです。

 

フランス語でカジュアル以外なはじめまして

もう少し丁寧なはじめましてもあります。

これはいろいろな表現がありますが、覚えやすいのは

 

Ravie de vous rencontrer. (ラヴィ ドゥ ヴ ランコントレ)

 

です。

 

丁寧といっても普通に使える表現です。

これも男性の場合、最初のravie e は要りません。

 

Ravi de vous rencontrer. (ラヴィ ドゥ ヴ ランコントレ)

 

になります。

発音は全く同じです。

 

以下、ややこしいと思った方は ☆☆☆ まで飛ばしてもらって結構ですが、

実はこれ、英語に置き換えると

 

エリー

Glad to meet you.

「あなたに会えて嬉しいです」

 

という感じです。

 

最初のRavieRaviが嬉しいという意味。

次のdeが英語のtoに当たります。

 

文法的にはto不定詞の構文ですが、フランス語でも基本的には同じなんです。

お会いできて嬉しいという意味です。

 

ただ、英語でmeet youというところがフランス語ではyou meet という形のvous rencontrerになります。

 

vous が英語のyouに相当します。

目的語が動詞の前に来ます。

 

もっとも、英語では「Glad to meet you.」とは言わずに、

 

「I am glad to meet you.」

 

の方が普通ですよね。

 

フランス語でもI amに相当するのはもちろんあって、それはJe suis(ジュ スイ)です。

そこで、

 

ゆみ

Je suis ravie de vous rencontrer. (ジュ スイ ラヴィ ドゥ ヴ ランコントレ)

 

という表現もあります。

男性は

 

ゆーだい

Je suis ravi de vous rencontrer. (ジュ スイ ラヴィ ドゥ ヴ ランコントレ)

 

です。

 

要するに

 

Ravie de vous rencontrer. (ラヴィ ドゥ ヴ ランコントレ)

 

 

Je suis ravie de vous rencontrer. (ジュ スイ ラヴィ ドゥ ヴ ランコントレ)

 

最初のJe suis(ジュ スイ)が省略された表現なのです。

 

 

Ravie de vous rencontrer. をもう少し丁寧に言うと、Je suis ravie de vous rencontrer. になります。

 

  1. Enchantée.
  2. Ravie de vous rencontrer.
  3. Je suis ravie de vous rencontrer.

 

の順に丁寧になる感じです。

 

ところで、vous が英語のyouに相当するのですが、実はフランス語でyouに相当する単語としてはもうひとつあります。

te(トゥ)です。

 

teはテではなくトゥです。

te(トゥ)とvous(ヴ)の違いは、te(トゥ)の方は同等または目下な相手に使われるという点です。

 

なので同年代や年下くらいの子に若い子が話す感じなら

 

ゆみ

Ravie de te rencontrer.

 

 

とも言えます。

男性の場合は

 

ゆーだい

Ravi de te rencontrer.

 

です。

 

ただ、カジュアルなはじめましては「Enchantée.」なので、

 

ゆみ

Enchantée de te rencontrer.

 

男性なら

 

ゆーだい

Enchanté de te rencontrer.

 

の方が自然です。

 

フランス語で最もお硬いはじめまして

ビジネスでもアンシャンテでだいたい十分ですが、念のため失敗したくないシーンでは

 

  • Ravie de vous rencontrer.
  • Je suis ravie de vous rencontrer.

 

のどちらかにしておきましょう。

 

さて、もっとかしこまったフォーマルなシーンに直面することも、ビジネスマンなどなら往々にしてあり得ます。

そういうときには

 

ゆみ

Je suis ravie de faire votre connaissance.

(ジュ スイ ラヴィ ドゥ フェール ヴォートル コネッサンス)

 

と言いましょう。

男性は

 

ゆーだい

Je suis ravi de faire votre connaissance.

(ジュ スイ ラヴィ ドゥ フェール ヴォートル コネッサンス)

 

です。

発音は男女とも同じです。

 

日本語にすると「あなたとお近づきになれて嬉しいです」くらいの感じです。

ビジネスでも使えます。

 

まとめ

今回は、フランス語ではじめましてを伝えるときの表現方法を男女別にカジュアルなシーンからフォーマルな場面まで詳しく掘り下げました。

 

いろいろ面倒なこともありますが、だいたいの状況ではじめましてはアンシャンテと言っておけば問題ありません。

 

あとは自己紹介ですね。

はじめましてと言って自分が誰か言わないのは不自然なので、そのあたりをきちんとすれば失礼にはなりません。

 

是非、覚えて使ってみてくださいね!