英会話で「違う」と言いたいとき、皆さんは何と言っていますか? 何かを否定するときに使う表現でまず頭に思い浮かぶものは、”no”や”not”や”none”などですね。 ですが、意外と違いがわからずに使っている […]
英会話で「違う」と言いたいとき、皆さんは何と言っていますか?
何かを否定するときに使う表現でまず頭に思い浮かぶものは、”no”や”not”や”none”などですね。
ですが、意外と違いがわからずに使っている時ってありませんか?
実際、私が海外で仕事を始めた時も良くわからずに使っていた時がありました。
英語が得意ではない日本人との会話に慣れた外国人の方は優しいので、何となく意味を理解して話してくれます。
英語を勉強したての頃は、多少不自然な表現でも通じてしまうことがありますが、「もっと自然に会話をしたい」と思う方や、「外国人の友達と対等に話したい」と考える方は、これらの違いをはっきりとさせるべきです。
今回は、”no”・”not”・”non”の意味の違いや使い分けについて学習していきましょう。
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Contents
no・not・nonの意味の違いを解説!
まずは、no・not・nonの、それぞれの意味を学習します。
noの意味
では、最初に”no”の意味と使い方、例文を見ていきましょう。
・”no”は「形容詞」・・・名詞を修飾する
・きっぱりと「無い」と言い切る言葉
例文;There is no book on the desk./ 机の上に本は(全く)無いよ。
「no +名詞」で、「全く~が無い」という意味になります。
また、海外や飲食店等でも、この”no”を使った表現を見ることが多々あります。
例えば・・・
- No entry/ 進入禁止
- No parking/ 駐車禁止
この様に、「(no以下のことを)禁止する」という意味でも広く使われています。
有無を言わさず「禁止」ということで、”no”は強い印象だということが分かりますね。
では、「全く~無い」という使い方の例文を、以下の会話で紹介します。
Are there any convenience store?
この辺りにコンビニはありますか?
There is no convenience store around here.
ここにはコンビニは(全く)ありません。
この様にきっぱりと”No!”(ありません)ということを伝えることが出来ます。
また、英語で誘いを断るときに使われる”No thank you.”という表現がありますね。
これも”no”を使ってはっきりと断る言い方なので、人によっては気分を悪くすることもありますので、使い時に気を付けましょう。
しつこい勧誘などを、きちんと断りたいときは重宝する表現です。
notの意味
続いて、”not”を見ていきます。
・”not”は、「副詞」・・・動詞や助動詞を否定する
・「~ではない」という意味(noより優しいニュアンス)
例文;There are not any books on the desk. / 机の上には本は無いよ。
”no”と”not”には、強さの違いがあります。
上の例文からお分かりいただけましたでしょうか?
”There are no books”だと、「本は(まったく)ない」と、きっぱりと否定していますが、”There are not books”だと、「(ここには)本は無いよ」という意味になります。
”not”を使うと、”no”と否定するよりも少し優しい言い方になるのです。
では、会話例を見てみましょう。
Are there any convenience store?
この辺りにコンビニはありますか?
There is not a convenience store around here.
この辺りにはコンビニはありませんね。
”no”の説明と同じ例文を用いてみました。
”There is no convenience store around here.”だと、「この辺りにコンビニはまったくありません」となりますが、
”There is not a convenience store around here.”だと、(あたりにはコンビニはあるけれど、この辺りには無いよ)と言っていることになるのです。
はっきり言うか、少し優し目に言うかで使い分けることが出来ますね。
nonの意味
最後に、”non”を見てみましょう。
・”non”は、後ろに来る名詞に対して「非~、無~、不~」という意味になる
・もとはラテン語
例;non-smoking restaurant / 禁煙レストラン
”non”の意味と使い方を上記にまとめました。
日本語でも「ノンカフェイン」や、「ノンフィクション」と言いますね。
- non Japanese / 非日本人
- nonfiction / 実話に基づく作品
この様に、nonの後に来る名詞を修飾します。
「~ではない」という意味なので、”not”と同様の意味合いになります。
一番強い否定はどれ?
no・not・nonには、否定の度合いにも違いがあります。
強さの順でいうと、以下のようになります。
no > not = non
“no”は形容詞で”none”は名詞で、それぞれ「何もない」、「ひとつもない」という意味です。
それに比べ”not”は、「~ではない」と、ニュアンス的には上記の2つより少し優しいニュアンスがありますね。
”non”は、後ろに来る集合名詞を修飾する言葉で、意味は”not”と同じような意味なので「=」となります。
no・not・nonの使い分けを紹介
さて、ここまでno・not・nonのそれぞれの意味と使い方、例文について学習してきました。
では、似たような意味のこれらの言葉、どのように使い分けたら良いのでしょうか。
そのあたりを更に深く見ていきましょう。
noとnotの違いと使い分け
先ほども述べましたが、言い方の強さに差があり、相手の受けとる印象が変わる言葉でもあります。
- no ・・・強く、はっきりと否定する
- not・・・noに比べると優しい表現
大きく、上記2点の違いになります。
No smoking here.
ここは禁煙です。
これだと、きっぱりと禁煙だと言い切っていますね。
これに対し、以下の表現はどうでしょう。
Smoking is not allowed.
ここでは煙草は吸ってはいけないよ。
「ここでは」という言葉を使うだけで、印象がほんの少し優しくなりますね。
noとnotには、こんな違いがあるのです。
no・nonの違い
では、noとnonはどう違うのでしょうか?
- noは、「~ではない」という意味
- nonは、以降に来る言葉に対して「非~、不~、無~」という意味
ざっと述べると上記の違いになります。
例えば、
There are no Japanese here./ ここには日本人は一人もいない。
”no ~”だと、(noの後に来る名詞が)「まったく、ひとつも~ない」という意味になります。
non Japaneseだと、「非日本人(=日本人じゃない人々)」という意味になります。
ひとつのアルファベットが違うだけで、これだけ異なる意味になるのです。
not・nonの違いを考察
“not”と”non”の違いは何でしょうか。
どちらも、「~ではない」という意味の言葉ですが、修飾する言葉が異なります。
- “not”は、動詞、助動詞に対して使う
- ”non”は、(集団)名詞に対して使う
以上の違いになります。
non nativeは、「ネイティブではない人」。
I’m not a native speaker. は、「私はネイティブスピーカーではありません」という意味に。
ということで、”not”と”non”は、後ろに来る言葉の種類によって使い分けが必要です。
まとめ
今回は、no・not・nonのそれぞれの意味と使い方、例文について学習しました。
一見、似たような意味の言葉たちですが、使い方ひとつで印象が変わります。
ごちゃまぜで使っても通じる部分はありますが、せっかく英語学習をしているなら細かいニュアンスまで使いこなせるようになりたいですよね。
こういった表現を使い分けられると、表現の幅が広がり、外国人の友人や同僚とも楽しく自然な会話をすることが出来ます。
相手からの反応も絶対に違ってくるので、是非この機会に身に着けて英会話を楽しみましょう!!