ベネフィットの意味や反対の言葉について見ていきます。   カタカナ英語の一つ、ベネフィット。 よく耳にする言葉ではありますが、その意味はと言われますと・・・なんとなくで理解している人が多いみたいですね。 &nb […]

ベネフィットの意味や反対の言葉について見ていきます。

 

カタカナ英語の一つ、ベネフィット。

よく耳にする言葉ではありますが、その意味はと言われますと・・・なんとなくで理解している人が多いみたいですね。

 

今回は、ベネフィットについて、その意味や使い方、メリットとの違いなどについても考察していきます。

記事は下に続きます。

ベネフィットの意味とスペル

よく耳にし、カタカナ英語としてよく目にするベネフィットですが、英語のスペルは“Benefit”となります。

 

ベネフィットの意味は直訳すると「利益」「ためになる」という意味になります。

 

まさに、企業や個人が商品を売ることによって得られる「利益」のことです。

その他にも、

 

  • 人や社会が幸福になるための「便益」「恩恵」
  • 社会的に約にたつ行動として「援助」「手助け」

 

また、「慈善事業」「福祉活動」などの意味もあります。

 

ただ、ベネフィットという言葉は利益を追求するビジネスシーンでよく用いられます。

 

そのビジネスシーンで使われるのは会社や個人が受け取る「利益」「恩恵」となります。

 

社会的には「人を幸せにする活動」というニュアンスで「人が得すること」などの意味で多く使われます。

 

さらにビジネスシーンでのベネフィットは深掘りする必要があります。

 

ベネフィットとは商品を購買するときのアピールとして掲げる商品の特徴により、購買者にどのような体験をし、どのような変化が現れるか示すものになります。

例えばダイエット商品で言うと、

 

  • 『モデルのようなスタイルになって、理想の彼を振り向かせたい』
  • 『おなか周りを減らして夏にビキニを着たい』

 

など、ダイエットをして痩せることで得られる、個々の理想や欲求がかなえられることが本来の目的であり、これがベネフィットとなります。

 

つまり、人が商品やサービスを購入し、その内容や特徴によって満足し、変化を体験することがベネフィットなのです。

 

反対の言葉

ベネフィットは前述のように「利益」という意味になりますが、その反対の言葉としては

 

  • Loss(ロス)”
  • Damage(ダメージ)”

 

などが挙げられますが、複数あります。

 

ビジネスで使う場合はロスが対義語になるでしょう(日本語で「損失」という意味になります)

 

例えばダイエット商品を購入する場合に、

 

  • ベネフィットは低カロリーなので痩せて理想の彼を振り向かせることができる点
  • ロスとしてはおなかを壊してしまうかもしれない

 

ことなどが挙げられます。

 

ベネフィットを1だとするとロスはマイナスになってしまします。

 

購買者は痩せられるというベネフィットを得るかもしれませんが、同時におなかを壊すという不運(損失)があるかもしれないからです。

 

ベネフィットの使い方を例文で解説

ベネフィットをビジネスで使う場合の例文を見ていきましょう。

 

The biggest benefit of the manufacturer is that it will be better known.
「メーカー側の最大のベネフィットは、知名度が上がることだ。」

The benefit of this cookware is that there is no need to replace it for three years.
「この調理器具のベネフィットは、3年間交換する必要がないということです。」 

 

このようにビジネスでは「利益」として使うため、購買者(相手)がどのような体験をし、どのような変化が現れるかあらわしています。

 

 次に社会の中で使う場合の例文です。

 

An environmental preservation charity auction was held to generate benefits.
「ベネフィットを生むための環境保持チャリティオークションが行われた。」

 The benefits that can be received in childbirth are the ability to learn the importance of life.
「出産で受け取れるベネフィットは、命の大切さを学ぶことができることである。」

 

このように、社会の中では「恩恵」として使われることが多いため、講演活動や慈善音楽会、チャリティーオークションなど慈善活動に関する言葉に多く使われます。

 

ベネフィットとメリットの違い

ベネフィットとメリットって同じじゃないの?と思っている方も多いと思いますが、意味が異なります。

 

簡単に言うとベネフィットはメリットの先です。

メリットは商品やサービスが提供する特徴や売りにしている部分で、ベネフィットはメリットの先にある満足感、うれしい変化、プラスの体験などを指します。

 

ちなみに、メリットには機能的価値と感情的価値があります。

 

パソコンなどで考えると、持ち運びに便利が機能的価値、Macなどを持つことでかっこいいと思うことを感情的価値といいます。

 

そして、商品の購入を検討している人は、そのもののメリット、つまり利点や特徴を最初から聞く耳を持っています。

 

しかし、購入を検討するに至っていない人にメリットを並べるだけでは購買者を引き付ける力はまだまだありません。

そのために、さらに商品やサービスから得られる「ベネフィット」を伝えることで購買へと誘導します。

 

多くのベネフィットを聞くことで、自分がいつ、どんな場面でその商品、サービスを選ぶべきなのかわかりやすいからです。

 

この頭に浮かぶイメージが購買者の「行きたい」や「買いたい」を引き出すきっかけとなります。

 

そのため、反対に購買意欲が高い人はすでに感情が高まっていますから、そこにベネフィットを打ち込んでもあまり意味はありません。

 

特にビジネスシーンでは、ベネフィットとメリットの違いをしっかりと把握し、きっちりと使い分けましょう。

 

ベネフィットが説明できるビジネスパーソンは人を引き付けることができるタイプだと言えますよ!

 

まとめ

ベネフィットは、生活している中でもビジネスシーンでも多く聞く・使うカタカナ英語になってきました。

 

しかし、ベネフィットはその商品そのものでなく、商品のメリットでもなく、商品を手にいた先になる未来です。

 

ビジネスシーンでは会社の得るベネフィットに合わせて、購買者が商品やサービスで体験できるものとしてベネフィットがあります。

 

特に、メリットとの違いは仕事ができるビジネスパーソンはしっかりと頭にいれているはずです。

 

しっかりと違いを把握し、ビジネスに役立てていきましょう。

 

 

日常の気になる英語の豆知識

➡ stay with meの意味や読み方、使い方!pleaseやforeverが付くと意味が変わる?

➡ 食事の注文を英語でしよう!飲み物や食べ物の伝え方、レストランやカフェでの例文も紹介

➡ you tooの意味はあなたも?例文で使い方や返事、me tooとの違いも解説!

➡ おしゃれな英語フレーズ・英文まとめ!恋愛にも使える一言や短文も解説

➡ xoxoの意味や読み方・使い方、返事を解説!友達や恋人に送るスラング英語!

➡ ifの使い方を解説!「もし」「~かどうか」、仮定法や未来を表すなど用法は様々!

➡ such asの使い方や意味を解説!likeとの違いやandを付けた時の変化とは