カナダ在住だからこそ分かる、カナダ英語に関する様々な裏話を見ていきます。   アメリカ英語とカナダ英語って、同じ英語でも微妙に違うんです。 ただ、そのことを耳にしたせいで、過剰にカナダでの生活への恐怖を覚える方 […]

カナダ在住だからこそ分かる、カナダ英語に関する様々な裏話を見ていきます。

 

アメリカ英語とカナダ英語って、同じ英語でも微妙に違うんです。

ただ、そのことを耳にしたせいで、過剰にカナダでの生活への恐怖を覚える方もちらほら・・・

 

実態を知っておけば、いざカナダに来ても恐れる心配はありません(^^)

今日は、カナダ英語を毎日聞き、そして使っている私が、カナダの英語のすべてを紹介します!

記事は下に続きます。

カナダ在住者が語るカナダ英語のすべて!

今回は、実際にカナダに住み、耳にして、自分自身で喋っているからこそ分かるカナダ英語について

 

  • 聞き取りやすさ
  • 独自の発音やなまりの有無
  • カナダ英語のスラング

 

と言った点を詳しく見ていきます!

 

カナダの英語は聞き取りやすい?

いきなり結論からいってしまうと、カナダ英語はかなり聞き取りやすいです。

 

私なりにこう思っているのには、3つの理由があります。

一つずつ、解説していきますね(^^)

 

まずひとつめは、私たちの学校教育です。

 

私たちが学校で習う英語は、アメリカ英語です。

リスニングの音源もアメリカ英語のものがかなり多いので、英語が話せない!と思っている方であっても、一番親しみがあるのはアメリカ英語であることが多いです。

 

またカナダは地理的にアメリカが近いので、発音についてはアメリカ英語とかなり似ています。

 

とはいえ、カナダもアメリカもかなり大きな国なので、場所によって訛りも結構あります。

そのため、一概に

 

「絶対カナダの英語が聞き取りやすい!」

 

とは言い切れません(^_^;)

ただ、日本人である私たちにとっては、聴き慣れている発音が多いというのは事実かなと思います。

 

蛇足ですが、過去イギリスに統治されていたカナダは、文法やつづりはイギリス式ですね。

お札にもエリザベス女王が刷られていたりします。

 

ふたつめは、声が大きい人が多いこと。

 

「なんだ、そんなこと?」

 

と思われるかもしれませんが、実はなかなか侮れない要素の一つかなと思います。

 

アメリカの方もかなりハキハキ話されることが多いように感じますよね。

また、私がイギリスに行った時は、とても控えめというか、上品に話す人が多いように感じました。

 

ただでさえ、イギリス英語にあまり慣れていなかったので、なんども聞き返した思い出があります。

その後、今では住み着いているカナダの人々は、声が大きくはっきり話す人が多いように感じています。

 

私が住んでいるのは都市部なのですが、カナダは移民をたくさん受け入れている国で、とっても多様性があります。

 

カナダ英語と一概にいっても、かなり多くの人が外国から来ていたりもします。

そういった意味で、

 

「他の人に聞き取りやすいように、はっきり大きい声で話す」

 

というのが、もしかするとスタンダードになっているのかもしれません。

私の考えすぎかもしれませんが(^_^;)

 

個人的な実感としては、何度か聞き直したりしても言い直してくれることが多いですし、非ネイティブの英語に慣れている人が多いように思います。

そして最後は抑揚です。

 

特に、アメリカ英語との違いになってしまうのですが、個人的には

 

  • アメリカ英語のほうが抑揚がきつい
  • カナダ英語のほうがフラットで、やや抑揚が控えめ

 

に感じます。

まあこれは、関西弁と標準語、のようなものだと思っていただければいいのではないかと思います(^^)

 

  • アメリカ英語:関西弁
  • カナダ英語:標準語

 

みたいな感覚です(笑)

日本語は抑揚の少ない言語ですので、日本語ネイティブの人にとって、カナダ英語が聞き取りやすい理由の一つは、抑揚のマイルドさかな、と思っています。

 

ただし、滑舌がクリアでない人や、話すスピードがものすごく早い人がいるなどの個人差は当然あります。

これは日本語でも同じことが言えるかと思います。

カナダ英語の発音やなまりについて

カナダ英語の発音の特徴は、アメリカ英語にかなり近く、イギリス英語やオーストラリア英語とはかなり異なる、というのがまず第一です。

癖が少なくニュートラルな英語、というふうにもよく言われています。

 

どのあたりがニュートラルか、といいますと・・・

アメリカ英語は、単語と単語をつなげて発音するという特徴があります。

 

そのためすべてが流れるように聞こえてきます。

省略する音も多いため、聴き慣れていない人には、かなり早く聞こえることが多いです。

 

一方でイギリス英語は、一つ一つの単語をかなりはっきり発音する特徴があります。

アメリカ英語のスムーズさに耳が慣れている人が聞くと、かなり言葉が詰まったような感覚を受けることが多いです。

同じ時間の間に同じだけの単語を話すとしても、全てをきっちり発音すると、聞いているほうとしては、ややキチキチとした感覚をうける、という感じですかね。

 

そして、カナダ英語はその中間、つまりニュートラルな立ち位置の発音と言われています。

 

多少音はつなげていくけれども、それなりに一つ一つの単語をきっちり発音していく。

でもキチキチしすぎていない感じ、です。

 

英語初心者にはオススメの英語、と言っていいですね(^^)

カナダ英語のスラングはある?

カナダ英語特有のスラングはあまりないのですが、強いて挙げるとすれば

 

‘Eh?’

 

かなと思います。

日本語でいうところに

 

  • 「だよね?」
  • 「じゃない?」

 

といった感じの意味合いでつかわれます。

少し文法の話になってしまいますが、専門用語でいう付加疑問文のスラングです。

 

It is a beautiful day, isn’t it?

今日はとてもいい天気ですよね?

上の例文の、 isn’t it? の部分が、eh?となることが多いです。

親しい友達や、カジュアルな会話でのみ使われます。

 

実際の使用例としては

 

‘Such a busy day, eh?’

今日まじで忙しくなかった?

といった感じですね。

 

発音としては日本語だと「ハ?」という発音に近いので、初めて聞くと、

 

「あれこの人怒ってるのかな?」

 

とびっくりしまうこともあるかもしれませんが、スラングですので安心して大丈夫です(^^)

 

カナダの英語まとめ

ざっくり言ってしまえば、カナダ英語は日本人にとってはかなり親しみやすい言語です。

 

カナダとひとくちに言っても、かなり国土の広い国ですし、一部の州はフランス語圏だったりもします。

歴史が浅く、他国から移り住んできた人も多い不思議な国です。

 

北アメリカと一括りで、アメリカと同じような感覚でまとめられることも多いのですが、文化は勿論、言葉だって多くの方の想像を遥かに超えるほど異なっています。

 

カナダ英語は、ある意味とても初心者向けといえます。

まずはじめは細かい違いは気にせず勉強するのが一番いいかなと思いますが、少し英語に慣れてきた頃に、国ごとの違いなどを見てみると、なかなかおもしろいかもしれませんよ!

 

最後に住んでいる国のPRを(笑)

是非是非、卒業旅行・はじめての海外旅行には、言葉がわかりやすい、そして人がとっても親切なカナダをおすすめします♪

 

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